2021年5月末
山梨県(長野寄り)にキャンプに行った帰り、2021年9月に全面開通予定の中部横断道を走ってみました。
走ってみましたと書きましたが、実際には数日前に「中部横断道が開通!」のニュースを見て、もう全線開通しているものだと思って、間違えて通ってしまったと言うのが真相です。
高速道路上の標識にも、ハッキリと「新東名方面」と書かれていたし、新しいルートを早く走ってみたいと言う気持ちもあって、すっかり罠?にハマってしまいました。
(完全に自分の勘違いですが・・・)
今回も身体を張った検証記事となっておりますので、是非ご覧ください。
神奈川県から山梨県(長野寄り)までのルート
この中部横断道路は、新東名の『新清水JCT』と中央道の『双葉JCT』を結ぶ新しいルートとなります。
これまで神奈川にある自宅から長野方面に行く場合、茅ケ崎から圏央道に乗り、八王子JCT経由で中央自動車道を利用するのが一般的なルートでした。
このルートが最短なのでオススメではあるのですが、特に休日などは八王子JCTの渋滞が酷いんですよね。
過去に3家族で山梨までキャンプに行った事があるのですが、出発時間が30分ずつズレただけで、到着時間は最大で2時間以上も差が出てしまいました。
一番遅く出発した家族は、1時間以上渋滞に捕まっていた事になります。
そこで、この八王子JCTの渋滞を回避するルートとして有名なのが、東名の御殿場ICから東富士五湖道路を通って、中央道に向かうルートです。
距離にして35km、時間も35分ほど余計に掛かりますが、一時間渋滞にハマる事を考えると、迂回路としては非常に優秀です。
事前に八王子JCTの渋滞情報が出ていれば、このルートを通るのが正解だと思います。
ネックと言えば、まだ東名と富士五湖道路が直結していない為、一度一般道に下りないといけない事ぐらいでしょうか?
中部縦断道の実力は?
そして新たな迂回ルートとして期待が高まるのが、今回走ってみた、「中部横断道」を使うルートです。
静岡県の清水市から2021年9月に中央自動車道までが全面開通となり、最終的には上信越道の「佐久小諸JCT」まで接続されるようです。
地図で見ると南北に伸びているのに何故横断道なのか?という話なのですが、国土交通省によると日本列島の中心線に沿う方向を縦断と呼ぶ事になっている為、日本列島を横切る形のこのルートは横断道になるそうです。
確かに、北海道から沖縄までを日本縦断って言いますもんね。
先ほどの東富士五湖道路を使う場合と比較しても、距離はさらに25km、時間にして30分ほど余計に掛かる事がわかりました。
標準的なルートに比べると、距離は60km、時間にして1時間ほど長くなる事になります。
もっともまだ全面開通前での比較なので、全面開通さえすれば、距離は変わらないと思いますが、時間は10~20分ほど短縮されるのではないでしょうか?
まさかの通行止め!?
「中部横断道」は、車も少なく意気揚々と走っていたのですが、『下部温泉早川IC』で続々と車が降りて行きます。
なぜこんなところで?と思っていると、その先はまだ通行止めの看板があり、ここで初めてまだ全面開通していない事実が分かりました・・・
ということで、『下部温泉早川IC』から『南部IC』までの間の20kmの距離は一般道を30分程掛けて走ることに(涙)
途中、身延町などの地名が出てくるのですが、この辺りはアニメ『ゆるキャン△』の
舞台にもなっていて、今では聖地と呼ばれているようです。
今回は思わぬ遠回りになってしまいましたが、思いがけず名所めぐりも出来て、結果オーライと思いたいと思います・・・
中部縦断道は迂回ルートとなり得るか?
実際に走ってみた感想ですが、中部横断道はずっと山間部を抜けて行くルートとなる為、交通量も少なく非常に走りやすかったです。
(全面開通していないから交通量が少なかった可能性もあります)
ただ距離も長いことは否めなく、新東名に接続してからも自宅までの距離が結構あるので、特に小さい子連れだとなかなか大変でした。
感覚的には、中央道と新東名の間を移動している間は、自宅までの距離は全く縮まっていない感じでした。
実際に、順調に行けば自宅まで2時間ほどの道のりなのが、このルートを通って途中で食事をしたりした事もあり、5時間もかかってしまいました・・・。
それにほとんどの区間が対面通行(片側一車線)となっている為、前に遅い車がいたり、後ろからすごく早い車などが来たらちょっと嫌だなと思いました。
もし、中央道も東富士五湖道路も大渋滞の情報が出ていて、何時に家に帰れるか分からないような状況になれば、また通ってみるかも知れません。
ただ、新東名は圧倒的に走りやすいですし、途中で立ち寄った『清水PA』はパーキングエリアにも関わらず、地方のサービスエリア以上の充実度で、なかなか楽しめました。
タバコの自販機?と思ったら、茶葉の自販機でその名も『ちゃばこ』
お茶で有名な静岡ならではのアイデアですね。
さらに都内に住んでいた頃、よく食べていた『伝説のすた丼』のお店もありました。
都内に行かないともう食べられないかと思っていたので、見つけた時は嬉しかったです!
新しいルートを通ると、SA・PAの施設もキレイだし、今回のように思わぬグルメとの出会いもあって、なかなか楽しいものです。
そんな渋滞回避以外の楽しみも色々とあるので、全面開通したらまた通ってみたいと思います!