久しぶりの更新です。
2025年のGWは飛び石連休でしたが、子供が休みのタイミングを狙って栃木県の那須塩原までキャンプに行ってきました。
自宅から片道250km程の長距離ドライブでしたが、今回思わぬ車のトラブルに見舞われました。
避暑地で有名な那須塩原とはいえ、日中は車内の温度も高くなったので、久しぶりに車のエアコンをONにした所、いくら待っても吹き出し口から熱風しか出て来ないことに気付きました。
最初は戸惑いましたが状況からみると、何らかの原因でエアコンが動いていないようです。
走行には影響がない不具合とはいえ、これからキャンプシーズンになり、ますます暑くなると言うのに、車のエアコンが使えないなんて、我が家にとっては大問題です。
今まで30年近く車に乗ってきましたが、エアコンが壊れたのは初めての経験なので、今回色々と調べてみました。
カーエアコン故障の原因とは
車のエアコンが効かなくなるのには色々な原因があるようです。
ヒューズ、リレーなどの劣化による故障
この場合はヒューズかリレーの交換だけなので、数百円から数千円で済むそうです。
エアコンガスの不足
エアコンガスの不足については原因が2つ考えられて、経年によりガスが少しずつ減ってガス不足になっている場合はガス個補充だけなので数千円程度、どこかからガスが漏れている場合は、漏れている場所の特定やパーツの交換などで結構手間が掛かりそうな感じです。
外気温度計の故障
外気温度計が故障すると、正しい気温が把握出来なくなるために、まだ冷えていないのにコンプレッサーを止めてしまったりするような現象が起こるそうです。
コンプレッサー、エバポレーター、コンデンサなどの主要部品の故障
この辺りが壊れていると、部品ごと交換になるので、かなり高額になるようです。
10~30万円程度
カーエアコンの修理はなかなか素人に手が出せるようなモノでもない為、一度ディーラーで見てもらう事にしましたが、その前に出来る限り自分で状況を確認してみる事にしました。
未舗装路や雪道を走る事が多いため、エンジンルーム内も砂ぼこりが酷かったので、今回手が届く範囲で拭き掃除もしてみました。
カーエアコンの故障でパッと見てわかる所と言えば、コンプレッサーが動いているかどうかと言う所になります。
エンジンルームを開けた状態で、エンジンを掛けエアコンのA/CボタンをON、OFFすれば、カチッと言う音と共にコンプレッサーが回転します。
ちょっと見づらいですが、この部分が回転します。
調べてみた結果、コンプレッサーが動いていないことが解り、この場合の原因としてはコンプレッサー自体の故障かもしくはヒューズやリレーの不具合に絞ることが出来るようです。
(後で調べたところ、原因がそれだけでは無かった件は後述します)
ヒューズやリレーも目視でチェックしてみましたが、少し触ったりちょっと見ただけでは良く解らなかったので、あとはプロの点検に任せる事にしました。
ディーラーで点検へ
予約した日にディーラーでエアコンのチェックをしてもらった所、原因はエアコンガス(冷媒)の不足(漏れ?)によって、エアコンが効かない状態だったとの事でした。
今回は点検時にエアコンガスを充填してもらった事で、一時的にエアコンは復活!
吹き出し口から冷風が出てきた時には「文明ってすごい!」としみじみと思いました。
コンプレッサーが動いていなかった原因としては、今時の車にはエアコンガスの圧力計が付いていて、ガスの圧力不足がコンプレッサー故障の原因となる為、既定の圧力に満たない場合はコンプレッサーが動かない仕組みになっているようです。
最初にコンプレッサーが動いていないのを見た時には、高額修理が頭をよぎったのですが、今回エアコンガスの補充でエアコンが復活したという事で、エアコン全体のシステムとしては故障していないことが解り一安心です。
あとはガスが減った原因になるのですが、経年による自然な減少なのか、はたまたどこかからガスが漏れているのかの調査が必要になります。
そこで今回の点検では、蛍光剤入りの特殊なガスを充填してあるので、この状態でしばらく乗ってエアコンを使ってみて、もしガスが漏れていれば漏れている箇所に蛍光剤が付着するので、それで漏れている箇所を特定出来るようです。
ホースやつなぎ目、Oリングなどの劣化であれば、安く済みそうですがコンプレッサーなどの主要な部品自体から漏れている場合はやはり交換となって修理が高額となる為、まだまだ安心出来る状況ではないですが、2週間後の次の点検を待ちたいと思います。