前回の記事で少し触れましたが、数年ぶりに新車購入検討の為、スバルのディーラーに行ってきました。
お目当てはフリードを購入する時にも候補に挙がっていた、フォレスターの試乗と見積りを貰うためです。
なぜ今フォレスターを検討しているのか
実は密かに?次の車候補として考えているスバルのフォレスターですが、すでに北米で発売されている新型が、年末には日本でも発売されるそうです。
発売を待つ新型フォレスターはスバルの水平対向エンジンに加えトヨタのハイブリッドシステムが搭載されるという話が出ています。
トヨタのハイブリッド技術と言えば、それこそ世界一と言っても過言ではないので、そうなると個人的にスバル車の唯一の弱点だと思っている燃費が、大幅に改善されるのではないかと言う期待感があります。
ただその一方、原材料の高騰に加え、トヨタ製ハイブリッド搭載分がコスト増となる為、価格が大幅に高くなるのではないかと言う懸念もあります。
新型が出るまで残り数ヶ月となり、現行モデルはモデル末期と言う事で、最近発表された特別仕様車は装備が充実の大変お買い得なモデルとなっていました。
北米ではすでに販売されていると言う事もあり、新型フォレスターの情報はネット上で溢れているのですが、正直見た目については新型よりも現行型の方が個人的には好みです。
そうなると見た目も好みではなく、大幅な値上げも予想される新型を待つよりは、現行型を新車で手に入れられる残り数ヶ月のうちに、買ってしまいたい気持ちにもなってきています。
そこで一度実車の確認と試乗も兼ねて、ディーラーに予約をして行ってみる事にしたのです。
ディーラー初回訪問
予約した時間にスバルのディーラーに到着しました。
まず最初に営業担当の方からの挨拶と、カタログなどを見ながら簡単にグレード構成などの説明があります。
私の場合、ディーラーに来る前に、メーカー公式HPなどで、穴が開くほど車の事を調べるタイプなので、復習のような気持ちで聞いていました。
そして一通り説明が終わったら、最初にまず試乗をさせて頂くことになりました。
フォレスターにはエンジン+モーターのハイブリッドモデルと、ターボエンジン搭載のSPORTの二つのエンジンタイプがあります。
今回の試乗の目的は、いつも荷物満載で出かけるのでハイブリッドモデルではパワー不足ではないか?もっとパワーがあるターボモデルを買うべきか?と言う所を見極めるのが目的でした。
個人的にはターボモデルに乗りたい派なのですが、車両価格もガソリン代などの維持費も高くなるので、ハイブリッドで十分だと思えればそれが一番なのです。
そんな訳で、今回はハイブリッドモデルの試乗をさせて頂くことになりました。
フォレスター ハイブリッドモデルに試乗
まず最初は車をグルっと一周回りながら、外観や後部座席、ラゲッジスペースなどを確認していきます。
大人四人でも快適に過ごせる十分な室内空間に、広々としたラゲッジスペースが備わっていました。
外回りの確認が終わり、運転席に乗り込みます。
運転席はセンターコンソールで完全に助手席側と仕切られていて、コックピットのように計器類や操作ボタンに包まれる感覚はまるでスポーツカーに乗っているようです。
インテリアの質感も非常に高く、まるで高級車のようでした。
今まで私が乗ってきた車の中に、ここまで上質なインテリアの車はなかったように思います。
シートは前後のスライドやリクライニングなどが電動になっていて、さらにシートヒーターまで付いていました。
グレードによっては後部座席にまでシートヒーターを備えたモデルもあるようです。
これは冬にスキー場にも行く我が家には嬉しい装備ですね。
操作の説明を終えた所で、いよいよエンジンを始動して試乗開始です。
まず運転席からの視界ですが、目線の高さはフリードと同じぐらいなので違和感はありませんでした。
大型のフロントガラスを備えたフリードに比べれば、上下の見える範囲は少し狭いですが全く問題ないレベルです。
フリードとの大きな違いは大きく張り出したボンネットで、前方の見切りが乗る前までは心配だったのですが、ボンネット両サイドが大きく盛り上がっている形状なので、車幅感覚も掴みやすかったです。
普段乗っている車と違うボディー形状の車だと、初めて乗った時に色々と戸惑うものですが、このフォレスターは初めて乗ったとは思えないくらい、違和感なく運転出来ました。
乗ってみて一番驚いたのはその静寂性でした。
スバルの水平対向エンジンは独特のサウンドで、それがマニア心をくすぐる部分もあるのですが、フォレスターはとても静かで少し物足りなさを感じるぐらいでした。
走行中に少しの段差を乗り越えてもしっかりと衝撃を吸収してくれました。
そして一番気になっていた走行性能はと言うと、車が全くいない直線コースに出た時に、少し強めにアクセルを踏み込んでみたのですが、パワー不足の心配など全く必要が無かったと言うほど、力強い加速を見せてくれました。
これならキャンプ用品を満載にして、山道を走っても全く問題ないと思います。
ステアリングの反応も、とても素直で非常に運転しやすかったです。
試乗してみてますますフォレスターが欲しくなりました。
フォレスターの見積りは?
あと気になるのはお値段です。
試乗を終えて、見積りとフリードの下取り査定をしてもらうことにしました。
今ではメーカーHPからWeb見積もりなんて事も出来るので、大体の金額は解るのですが、細かいオプションの構成などは話を聞かないとわからないので、これで本当の総支払額が解ることになります。
試乗した結果、ターボ無しモデルで十分だと言う事がわかったので、今回はハイブリッドモデルの中から候補を選ぶ事にしました。
現在フォレスターにはアーバンセレクションと言う特別仕様車が出ており、お値段控えめな割に、充実装備となっているので、こちらのモデルで見積もりをお願いしました。
車両本体価格は330万円(税込み)です。
カーナビやドライブレコーダー、それにフロアマットやETCなど必要最低限のオプションを選択し、そこに諸費用などを加えると、総支払額は420万程度になってしまいました。(2回目の車検までの点検パック約13万円を含む)
初回の商談なのでまだ値引きなどは全く入っていないとは言え、400万を超えてくるとちょっと躊躇してしまいますね。
ただそんな中、あまり期待していなかったフリードの下取り価格が思っていたよりも良く、そこは嬉しい誤算でした。
3回目の車検を受け、すでに8年目に入ったFREED+が、なんと80万円程度で下取りしてもらえる事がわかりました。
実は今年の5月に車検を受けた時、買い替えも提案されホンダのディーラーで下取りの査定もしてもらったのですが、その時に提示された金額よりも高かったのには驚きました。
(本来は同じメーカーで買い替える時の方が、下取りも高くなるものだと思っていたのですが。。)
確か総額250万円ぐらいで買ったはずなので、差額の170万円で7年間使い倒したと思うと、とってもお得だったように思います。
年間24万円と考えると、月で割るとに毎月2万円なので毎月1回レンタカーを借りるよりはお得ですね。
もっとも車検やメンテナンスの費用などは別で掛かって来る訳ですが、それを差し引いても余りある所有する喜びみたいなものもありますからね。
今はカーシェアやカーリース、それに残価設定型クレジットなど、車の買い方、使い方も色々と選択肢が増えてきましたが、今回の下取りの結果を見て、休日によく遠出をしたり、帰省で往復2000kmも走ったりするような私にとっては、やはり購入と言うのが一番良い選択のように思います。
下取り分を差し引くと、支払額は340万程度となりましたが、それでもまだまだいいお値段ですね。
これだとまだちょっと手が出ないので、余計なオプションを削って、値引きと下取りをもうちょっと頑張ってもらって、支払総額が300万以下になれば少しは現実味が出てきそうです。
最後に、年末に発売される新型フォレスターの話を聞いてみると、新型は上位モデルのアウトバックやレヴォーグと同じような立ち位置になり、2.5Lの水平対向エンジン+トヨタ製ハイブリッドが標準となる為、おそらく500万程度の価格になるだろうと言う事でした。
そうなると本当に手が出なくなるので、フォレスターを買うなら現行型を買える内に買うしかないです。
現行型フォレスターを買えるのは年内まで、あと数カ月しっかりと悩みたいと思います。