去年の年末、もの凄い大雪の中のドライブを体験して、最近では時間さえあれば新しいスタッドレスタイヤを検討したり、次の車は何を選ぶべきかを考えています。
そしてその『スタッドレスタイヤ』と『(雪道に耐えられる)新しい車』)を考えると、タイヤのサイズって意外と重要だと改めて考えさせられます。
と言うのも、最近の新型車を見ていると、昔に比べて新車購入時に装着されているタイヤ(ホイール)サイズがドンドン大きくなっている事に気付くのです。
タイヤサイズによるメリットとデメリット
もちろん、大きなホイールに低扁平タイヤの組み合わせは、見た目もカッコイイし接地面積が増えることで、コーナーで安定するなどメリットも多いのですが、タイヤのサイズ(インチ数)が大きくなるのは、良い事ばかりではありません。
何と言っても一番のネックは、タイヤの価格が高くなる事でしょう。
試しにネットのタイヤ専門店で、前回次に乗りたい車の候補として挙げたフォレスターの場合と、今乗っているフリードの場合でスタッドレスタイヤを購入した場合、価格にどれぐらい差が出るのか調べてみました。
※両車とも純正サイズを基本として、有名メーカーの同一モデルで比較
【フォレスター】(17インチタイヤ)
1本 約30,000円 4本 約12,0000円
【フリード】(15インチタイヤ)
1本 約16,000円 4本 約64,000円
何と倍近い価格差になってしまいました。
頻繁にスキーに行ったりする事を考えると、その車に乗っている間に2回ぐらいスタッドレスタイヤを購入する事になるので、この差はかなりデカいです。
そう考えると、やっぱりフリードぐらいのサイズの車が、長い目で見てもコスト的に優れているのかなと思います。
でもタイヤの値段で乗りたい車を諦めるのもなんか寂しい。
少しでもスタッドレスタイヤを安く買う方法
そこでスタッドレスタイヤを安く購入する方法として、あえてインチダウンして標準よりも小さなタイヤを選ぶと言う手があります。
ドレスアップの為にホイールのインチアップをするのは良くある話ですが、当然逆のインチダウンも出来るのです。
そもそも車のホイールサイズを変える場合、タイヤの外径は変えない事が基本となります。
簡単に言うと、大きなホイールには薄いタイヤ、小さなホイールには分厚いタイヤを組み合わせる事で、純正のサイズに合わせるようにします。
そうしないとメーターなどに誤差が生じるため、車検などにも通らなくなるのです。
ホイールのインチダウンによるメリットとしては、タイヤの価格が安くなる事意外にも、スタッドレスタイヤに関して言えば、より雪道に強くなると言うメリットもあります。
インチダウンによって高扁平タイヤ(分厚いタイヤ)になると、タイヤの幅が細くなるので、その分タイヤの接地面積が減ります。
普通に考えると接地面積が減ると滑りやすくなるような気がしますが、これが雪道だと勝手が違って、接地面積が減ると限られた接地面に車の荷重がが集中する為、よりタイヤに荷重が掛かって滑りにくくなるのです。
簡単に言うと、地面にタイヤを押し付ける力が増すって事ですね。
両方ともエンジンが前方にある、FF車(前輪駆動)とFR車(後輪駆動)の場合、FF車の方が駆動輪に大きな荷重が掛かる為、雪道に強いのと同じような話ですね。
あともう1つタイヤを安く買う方法として、スタドレスタイヤには乗用車専用と車重が重いSUV専用の2つのモデルが存在します。
ちなみにブリヂストンで言うと、乗用車専用が【VRX2】でSUV専用が【DM-V3】と言うモデルになります。
この両者を比較すると、SUV専用モデルの方が圧倒的に価格が安いんですよね。
試しに、フォレスターの場合で16インチにインチダウンして、さらにSUV専用モデルを選択して再度タイヤ価格を見てみると以下のようになります。
【フォレスター】(16インチタイヤ)SUV専用モデル
1本 約18,000円 4本 約72,000円
これなら今乗っているフリードと1万円以内の差なので、許容範囲と言えるでしょう。
まとめ?
特にアウトドアなどで頻繁に車で出掛けるような場合、タイヤの消耗も激しくなるので、少しでも維持費を押さえる方法を検討して行かないといけませんね。
それにしても最近の車は、無駄に純正ホイールが大き過ぎる気がします。
フォレスタークラスのSUVモデルになると、最低でも17インチが標準になっています。
昔、日産の初代エクストレイルに乗っていた時は、標準が16インチだったと思うんですよね。
昔に比べて車の価格が高くなったように感じるのは、このあたりにも原因があるかも知れませんね。