子連れキャンパーの車選び

ホンダ 5人乗りミニバン フリードプラス(FREED +)を買うまで、買った後の記録

FREED(フリード)FF車(前輪駆動車)ミニバン 雪道の限界

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2020年12月中旬

 

日本列島に今シーズン初の寒波がやってきて、関越自動車道が大雪の影響で48時間以上の立ち往生に見舞われていた週末、無謀にも、FF車(前輪駆動車)で、豪雪地帯として有名な、長野県白馬村まで初滑りに行ってきました。

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今回は(フリードでは)今までに経験した事が無いほどの大雪ということが分かっていた為、事前にしっかり準備をして事無きを得ましたが、もしも準備不足だったら立ち往生どころでは済まなかったかも知れません。

今回はそんな過酷な雪道ドライブの記録です。

 

3シーズン目の雪道ドライブ

フリードプラスでスキー場に通うのも、今年が3シーズン目となります。

これまで、FF車にスタッドレスタイヤのセットで、スキー場まで辿り着けなかったなんて事は一度もありませんでした。

特に去年は記録的な雪不足だった事もあり、なんならノーマルタイヤでもスキー場まで行けそうな程でした。

 

しかし三年目の今年は、今シーズン初滑りにも関わらず、スキー場の周辺には連日の大雪予想が出ていました。

 

いつもなら大喜びする所なのですが、今回ばかりはFF車のフリードで、果たしてスキー場まで辿り着く事が出来るだろうか?言う事で、頭が一杯でした。

あまりにも心配だったので、今回ばかりはタイヤチェーンも事前に購入しておきました。

去年までは用意していませんでしたが、本来であればスタッドレスタイヤを履いていても、スキー場に行くのであれば、タイヤチェーンは持っておくべきだと思います。

 

当日、神奈川の自宅から圏央道に乗り、中央道、長野道と経由して、白馬の最寄の安曇野ICまでやってきました。

この区間まではチェーン規制なども出ておらず、早朝出発だった事もあり、順調にやってきました。

 

そこから白馬村に近づくにつれ、次第に雪の量が増えて行き、途中からは一面の銀世界が広がっていました。

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12月とは思えないほどの凄い雪の量ですが、道路はしっかりと除雪されているので、この条件であれば、FF車であってもスタッドレスタイヤさえしっかりと装備しておけば、まず問題はありません。

 

車間距離をしっかりとあけて、急ハンドルや急ブレーキなどの操作さえ気を付ければ、全く不安を覚える事もありませんでした。

 

問題はスキー場周辺の急な上り坂。

登り坂に関していえば、4WD(四輪駆動)車に比べて、FF車は圧倒的に弱いです。

 

それなりの勾配の上り坂で、一度止まってしまうと進めなくなってしまう可能性は高いです。

なので上り坂では途中で止まらなくて良いように、平地以上に車間距離をあけて、止まらずに坂の上まで一気に登るのがポイントです。

 

そして迎えたスキー場直前の上り坂。

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たまに少しだけタイヤが滑ったりしていましたが、それでもなんとか坂道を登って行きます。

恐らく、スキー場の駐車場までだったら、このまま何とか登れたのだろうと思います。

 

しかし今回は、さらに急な坂を登った上にある宿を予約していました。

その坂も少し勢いを付けて強引に登り、なんとか宿も手前までやって来たのですが、宿の駐車場にもたっぷりと雪が積もっているのを見て、そのまま突入するのは危険だと判断し、坂道の途中で止まってしまい、残り10mと言う所で、そのまま動けなくなりました。

 

幸い、除雪車が離合の為に使ったと思われるスペースが近くにあった為、一度バックでそこまで戻り、そこでチェーンを装着しました。

そしてチェーンの力を借りて、なんとか宿の駐車場に突入。

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想像以上の雪の量で、今回ばかりはチェーンを用意していなかったら、ここまで辿り着けなかったと思います。

直前にチェーンを買っておいて本当に良かったです。

 

実は、宿の手前以外でも、途中前を走っていたバスが、除雪車を避ける為に坂の途中でハザードを出して止まってしまい、まんまと坂道の途中で止まる羽目になってしまいました。

そこでも、そのまま動けなくなってしまい、一度勾配が緩い所まで長い距離をバックで戻り、登りなおしたりもしました。

その時は、たまたま後ろから車が来ていなかったから良かったものの、もしも後ろに車が詰まっていたら私が立ち往生の原因を作ってしまったかも知れないと思うとゾッとします。

 

坂道の途中で止まってはいけないと知っていても、止まらざるを得ない状況も起こる可能性があると言う事ですね。

 

とにもかくにも、FFミニバンの限界を感じた、貴重な経験でした。

 

降り続く雪

無事に?宿まで辿り着き、スキー場で思いっきり遊んだ翌日、目を覚ますと車が雪の中に埋まっていました。

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一晩で良く積もったものです。

 

タイヤが半分以上埋まっていますね。

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朝から宿のオーナーさんが除雪をしてくれたので、私は車の周りの雪だけスコップで必死に掻き出しました。

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屋根の上にも雪がたっぷり。

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30分ほど雪かきをして、ようやくフリード君が姿を現しました。

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帰りも怖かったので、国道に出るまではチェーンを巻いたままで山を下りました。

 

今回、FFのミニバンでこんな大雪の中を無事に帰って来れたのも、国道の除雪をしてくれた地元の方、スキー場までの坂を除雪してくれたスキー場のスタッフ、それに宿のオーナーさんのおかげだと思います。

 

バンパーの高さよりも深い大雪だったので、チェーンを持っていたと言っても、その方達の助けなしにはどうにもならなかったと思います。

 

『FF車でスキー場まで』などのキーワードでと検索すると、北海道だってFF車はたくさん走っています!とか、なるべく坂道の少ないスキー場などを選べば大丈夫!なんて意見を良く見かけます。

 

確かにその通りで、実際、去年、一昨年は、フリード+スタッドレスタイヤでスキー場に通い、不安を覚えたことはなかったのですが、今回の大雪で、やはり自然を甘く見てはいけないと思いましたし、スキー場に行くなら、やっぱり4WDは必須!だと確信しました。

(寒い中チェーン巻くの大変だし)

今回助けてくれたタイヤチェーン。


 

 

今後はどうする?

かと言って…すぐに4WDに買い替えられる訳でもなく、小さな子供達が居る日常や、キャンプではフリードプラスはとても便利で何の不満もないので、今後もスキー場に頻繁に通えるように、出来る限りの雪道対策をやってみたいと思います。

 

まず、今装着しているスタッドレスタイヤは、5年ほど前に型落ちを安く購入したものなので、早めに有名メーカーの最新モデルに買い替えたいと思います。

(以前、エクストレイルに乗っている時、初めは安いスタッドレスタイヤを装着していて、後から国内有名メーカーの最新モデルのスタッドレスに変えてみた所、全く滑る不安がなくなり歴然とした差を感じました。)

 

あとは雪かき用の小型のスコップや、車の雪下ろしようのブラシなども車に常備したいと思います。

 

そうした雪道対策を行った上で、FF車に乗っている間は、FF車でも問題なく行けるスキー場を選ぶように心掛けたいと思います。